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天然鮎ご飯 & Olives
天然鮎ご飯 & Olives_e0067538_1749141.jpg


天然鮎のごはんである。隠し味でExtra virgin Olive oil が入ってる。
炭で炙ってあるからものすごく香りがよい~。
・・・・・土鍋がほしい!土鍋で炊いたら100倍おいしそうに写ったろうなぁ・・・・・ 

ちょっと食べて、ヒラメイタ!もらってきたTruffle Salt がある・・・ちょっと振りかけてみた、旨い★★★★ 秋の味覚の大爆発だ。

この時期の鮎は夏の間に川で成長してものすごく大きいのである。「落ち鮎」といって下流に泳いで行くという意味で「落ち鮎」というのである。お腹に卵をたくさん抱えて膨らんでいる。
 飛騨の清流に流され、木曽川を泳ぎ、やがて伊勢湾にたどり着き産卵するのである!
その寸前で、ウチの父の網にかかってしまったのである!かわいそうに!
獲った鮎をすぐに炭で炙って焼いたのを冷凍宅急便で送ってくれたのだ~。スバラシイ。



天然鮎ご飯 & Olives_e0067538_1751203.jpg
私は岐阜の東濃の田舎出身である。よくありがちな「清流の流れる澄んだ空気の・・・」みたいなところである。だから天然鮎が川を泳いでいるのである!
(とはいっても稚魚を放流して川で天然の藻を食べて大きくなるので100%天然ではないのであるが、人間が電気欲しさに川にいくつもダムを作ってしまったから、若鮎が海から川に戻ってこれないのである。だから人間が、海の方?からトラックで稚魚を運んできて川で放流するのである。今どき、ニッポンにダムの無い川なんて数えるほどであろう・・・)

小さい頃、夏になると何十匹もの鮎を父や祖父などが獲ってきて、それを祖母が串刺しにして外で火を熾して焼いてくれた。焼き立てを何本も食べてお腹をいっぱいにしていたのである。
いい香りで、何本食べても怒られない!だから好きだった。子供の私が鮎の繊細な味など味わって食べていたわけではないのである。
 しかし、小さい頃に味わった「味覚」「香り」を人間の脳ミソは覚えているのである・・・・
時は経ち、私は海を越えてNYで、ニッポンのココロなど忘れて、バーやレストランで飲み食い三昧をしながら、どっぷりと横文字生活をしていた。 いつだったか・・・・Park Ave の 17th street にWホテルができ、そこの1階に有名シェフ、Todd English の「Olives」ができたのである。私などオープニングパーティーに招待されてもいないのにカッコつけてサラッ~と入り込んで人間ウォッチングにいそしんだものである!そのエリアはデザイン系、ミュージック系、出版系のオフィスや有名モデル事務所などがあって、Olivesができた当初はオシャレな人達でゴッタガエシテいたのである。。。。そして、あらためて予約して食事に出かけたときのこと、私はグリルしたSeabass=スズキ をメインでいただいた・・・・口に入れて「あれつ?よくあるグリルやソテーのSeabassとは何かが違う・・・・」と考えている内にモワァ~っと小さい頃に食べた鮎に香っていた木の燃える匂いであることが脳の奥底から沸き起こってきたのである。Olivesにはブリックオーブンがあってどうやらそこで木を燃やして焼いたらしい料理だったのである。
 その時私は「炭(木)で焼いた鮎がおいしかった」ということを認識したのである。とびっきりスタイリッシュな雰囲気の中、ワイングラスを傾けながら脳裏に子供の頃のことがよみがえってきたのであった~~~これも昔の思い出話~~。

天然鮎ご飯 & Olives_e0067538_17513735.jpgそれからこれも加えた。
実家で獲れた「きび」である。
父はここ数年、キビや落花生作りに凝っているようだ。
小麦粉まで作っている!
by homary-ongramercy | 2007-09-19 19:45 | JAPANESE
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